『ゆとり~』について

7月7日発売の『ゆとり世代の若者たちがいま戦争について考えていること』ですが、先にも書いた通り対話形式・口語で、非常にカジュアルです。戦争と平和、安全保障がテーマの本とは思えないくらい軽~く書きました。

 

筆者二人の対話かと思いきや、イノッチとまー君の対話本です。

イノッチとまー君って誰だよ!と思った方はぜひ中身をお読みいただければと思います。

 

最近、安保法制に関するニュースがテレビなどで連日取り上げられ、何やら難しい話をしていますが、賛成だろうが反対だろうが、それ自体は別にどっちでもいいのです。「ああ、何か難しい話してるな」くらいでもいいと思います。

 

大事なのは、それについて自分はどう感じるか、何を考えるかということであり、自分自身の反応・思考に気付くことです。

 

「ああ、何か難しい話してるな。でもちょっと聞いてみよう」

 

自衛隊の駆けつけ警護が可能になる?駆けつけ警護って何?そもそも自衛隊って海外で何してんの?」

 

集団的自衛権…よくわからないけど、目の前で殴られている友達がいたら助けるんじゃね?」

 

「このおっさん、さっきから何言ってるんだろう。話に筋が通ってないし。そんなことよりこの人完全にヅr(ry

 

最初の取っ掛かりさえあれば、こんな感じで次々と思考が湧いてくるはずです。

あとは自分の思考の連鎖を意識的に追っていくと、自分の興味・関心に即した問題意識がだんだん浮かび上がってきます。

その問題意識に合わせて、少しずつ本を読んでみるなどしていけばいいのではないでしょうか。

 

安全保障だからといって肩肘張らずに、ぜひイノッチとマー君のように軽いタッチで捉えてみてください。

 

日本の平和・安全保障は一部の政治家や専門家だけの問題ではありません。

たしかに政策を決定するのは一握りの政治エリートですが、誰が政策を決めるのか、それを選ぶのは私たち一般国民に他なりません。

 

無知・無関心は結局自分に返ってきます。

殊この分野に関しては、取り返しのつかない形で。

 

まずは興味・関心をもち、自分なりに考えてみることからすべてが始まります。

もしかしたらこの本の出版目的は「1億イノッチ・まー君化計画」(?)なのかもしれません。